日本航空898便 ビジネスクラス 上海浦東‐関西 搭乗記 JL898 Business Class PVG-KIX B737-800 2017 Sep
第1ターミナルからの出発です。リニアでやってきました。
とげとげしい天井が印象的です。
ラウンジも楽しみました。牛肉麺が美味でした。
詳細は以下の記事で。
搭乗します。どんなフライトになったのでしょうか?
バスでの搭乗でした。関空行きなので関西弁が聞こえてきます。大半が日本人だったようです。スカイチーム塗装の東方航空です。東方航空に囲まれていた印象でした。バス搭乗は飛行機がたくさん間近で見られるので嫌いでは無いです。
バスはcobus3000です。ドイツの会社です。車体の幅員が3000mmもあります。電車並みです。
搭乗機に着きました。Boeing737‐800型機です。ちなみに、せっかく優先搭乗してもバスに優先的に乗っただけで、バスを優先搭乗客と一般客とで分けなければ全く意味はありません。ご覧の通りぐちゃくちゃで搭乗です。
ウィングレット装備です。
ボーディングブリッジで737に搭乗するとものすごく下り坂なのですごく小さいイメージだったのですが、地面から搭乗するとそれなりにステップを上がらないといけませんね。
おむすび形のエンジンが特徴的です。
707譲りのとんがったお鼻がやんちゃ感を感じます(笑)
737なのでスカイラックスシートです。うん、懐かしのシート、という感じです。SEASONSを思い出します。子どもの頃あこがれていたシートです。12席の設定です。
枕とブランケットが装備されています。
リクライニングしてレッグレストを展開するとこんな感じです。見た目はそこまでリクライニングしていないように見えますが、座っているとそこそこ倒れた感じになります。でもこれで夜行便で10時間過ごせと言われるとさすがにそこそこきついですね。実はリクライニングしていない状態でも結構ゆったり座れて、離着陸時でも寝やすいという特徴があります。
シートピッチは窓3つ分あるので、実はシェルフラットシートとあまり変わらないくらい広いのです。
短い脚を精いっぱい伸ばしても届かないくらいなのです。
シートポケットにはスリッパが装備されています。
読書灯はうにょんと曲がるLEDタイプのものです。
IFEはひじ掛けから出すタイプ。なので離着陸時は映画を見られません。ちなみに他に共用のモニターを装備していないので、セーフティーデモンストレーションはビデオではなくキャビンクルーが行います。
ヘッドホンはエコノミークラスと同じタイプでした。
リモコンは懐かしのタイプ。JALのIFEの世代で言うとMAGICⅣです。ちなみに最新はMAGICⅥです。
かわいい画面です。
さて離陸しました。フライト時間が2時間無いのでサービスはサクサク進みます。
テーブルを出してみました。
すごく細かいですが出したテーブルが向かいのひじ掛けのところに収まらず少し浮いています。少し不安定ですね。
クロスをかけて細かいことは気にせずにいきましょう。
飲み物と食事のオーダーは離陸前に聞かれました。中長距離線でもぜひこうしてほしいところです。離陸してからちんたらメニュー配ってんじゃねぇよと思っています
この路線ではシャンパンやスパークリングワインの搭載がありません!韓国線と同じです。ビジネスクラスでスパークリングワイン系が無いとがっかり感が半端ありません。せめて小さいボトルで提供すればいいのにと思います。ワインはありますが、やはり小さいボトルでの提供です。何だか残念です。
メニューはこちら。
残念なドリンクリスト。737だから搭載量に限りがあるからというわけでは無く、単純に提供種類を絞っているだけなのですが、自らビジネスクラスの価値を下げていると思います。これは距離の問題では無いような。
和食を選びました。もちろんワンプレートです。鮭若狭焼き牛乳味噌餡と筍ご飯がメインです。牛乳味噌餡とは何ぞやと思いましたが、クリーミーな鮭で味噌の味も若干しておいしい味わいでした。洋食に近いような気もしました。筍ごはんは驚くほどではないですが普通においしいという感じ。
前菜はおつまみ系という感じです。たくさんの種類が味わえていいですね。日本酒が合いましたね。
一瞬メインにも見えてしまいますが、コールドプレートなので冷たいんです。でも日本酒のあてにぴったりでした。
白ワインももらっていたので海鮮系に合わせました。この白ワインは好みではありませんでした。
日本酒は中長距離線と同等の銘柄を積んでいたのでお願いしました。三重県の「作(ざく)」というお酒で、やや甘いと感じましたが、フルーティーでおいしく頂きました。
最後のデザートはハーゲンダッツのバニラです。ディカフェのコーヒーと共に。ハーゲンダッツは間違いない味です。ちょうどいいやわらかさで提供されるのですごいと思いました。
食後は30分程度しかくつろぐ時間はありませんが、ダブルモニターでマップを表示させつつバラエティ番組を楽しんでいました。
四国上空の夜景です。相対的に日本上空を飛ぶ時間の割合が高いので、国内線みたいな感覚に陥りました。
いよいよ着陸です。
夜の関空に着陸しました。
上海浦東から関空までのフライト、機材やドリンクサービスから見るとビジネスクラスに有償で乗る価値はあまり無いような気がしてしまったフライトでした。
もちろんスカイラックスシートは2時間弱であれば全く問題なく快適ですが、モニターが引き出し式だったり経年からくるシートのガタは残念でした。
もちろんキャビンクルーは気遣いがあって、サービス精神は旺盛ですが、サービスする物(シャンパン)がそもそも無いのでサービスしたくてもできないのがきっともどかしいと思います。
超短距離ビジネスクラスは、和食を選んで日本酒を飲んでおけばそこそこ満足得られます。