乗り物に乗りたい!食べたい!飲みたい!

乗り物好きの大型二種免許ペーパードライバがお送りする、乗車記、搭乗記です。ローカルな乗り物から世界のファーストクラスまで。

関空リフレッシュスクエアとターミナル間連絡バス

早朝に関空から発つ時など、どうしても関空に泊まらなければならない時があると思います。

今回は上海から関空に着いたのですが、翌早朝にピーチで発つ予定だったので関空に宿泊する必要がありました。

liner883.hatenablog.com

今回は関空のエアロプラザ内にあるリフレッシュスクエアに宿泊してみました。f:id:liner883:20170922232250j:plain

 リフレッシュスクエアの場所はエアロプラザ2Fです。

第一ターミナルからまっすぐエアロプラザに向かって、エアロプラザ内に入ったら左側の第2ターミナル行き連絡バス乗り場方面に曲がるとすぐあります。こんな門構えです。

http://www.kansai-airport.or.jp/service/relax/refreshsquare/pdf/refreshsquare.pdf

 f:id:liner883:20170920210845j:plain

4時間までは30分ごとに260円、4時間以降は30分ごとに150円ですが無料で入会できるKIX-ITMカードを提示すると半額になります。利用予定がある場合は、事前に入会が必須です。ネットで申込が必要で、後日空港でカードを受け取る形です。私は上海から到着後すぐにカードを受け取りました。

KIX-ITMカード|もっとおトクに、もっと素敵な旅になる一枚|関西国際空港・大阪国際空港

さて、リフレッシュスクエアの中は半個室のような形でブースになっており、ブース内は少しだけ柔らかいマット敷の席かリクライニングシートの席の2種類があります。

フラットで寝るのならマット席がいいと思いますが、マット席6席、リクライニングシート席7席とそもそも席数が少なめです。

f:id:liner883:20170920210827j:plain

暗くてぶれていますが、マットとコンセント、ライトがあります。

反対側にはハンガーとゴミ箱がありました。ブランケットは貸してくれるのですが、枕は無いので自分で工夫して枕を用意するしかありません。

f:id:liner883:20170922232227j:plain

何だかんだで疲れていたので固めのマットでしたがしっかり6時間近く寝られました。周囲の音は気になる方は気になるかもしれません。トイレは一度リフレッシュスクエアを出てエアロプラザ内のトイレを使います。シャワーもリフレッシュスクエアには無いので傍のコインシャワーを使用します。私は上海のラウンジでシャワーに入っていたので関空では浴びませんでした。

8時間近く滞在して2000円弱だったので、仕切りがあるところでフラットで寝られて非常に安価だと思いました。またこちらを使用する機会があるかもしれません。

liner883.hatenablog.com

翌朝はピーチ搭乗のため、第2ターミナルへの移動が必要でした。リフレッシュスクエアを出て右に進み、1Fへ行くとターミナル間連絡バス乗り場があります。

f:id:liner883:20170920210903j:plain

なお、エアロプラザ内は寝るのにぴったりのベンチがたくさんありました。結構夜明かししている人も多かったですね。

f:id:liner883:20170920210924j:plain

連絡バスは2~10分間隔で出ています。また、24時間運行です。

f:id:liner883:20170920210942j:plain

やってきました南海バスの連節バスです。

f:id:liner883:20170920211000j:plain

ぐいっと曲がって入線します。蛇腹の部分が魅力的です。個人的に連節バス大好きなので興奮ポイントです(笑)

f:id:liner883:20170920211016j:plain

既存のバスを1本見送ります。既存の車両はいすゞのエルガでした。

f:id:liner883:20170920211033j:plain

転回して連節バスが入線します。

f:id:liner883:20170920211048j:plain

第2ターミナルからの乗客を降ろしたらいったん回送表示になり、すぐに第2ターミナル行き表示になります。

f:id:liner883:20170920211107j:plain

さあ、乗車します。無料なので運賃収受を行わないため特に出入口の指定はありません。

f:id:liner883:20170920211123j:plain

後ろの車両に乗りました。ドア前は荷物置き場です。前の車両はフラット部分のほとんどが荷物置き場兼立ち席スペースでした。10分以下の所要時間なので割り切った仕様です。

f:id:liner883:20170920211140j:plain

萌えポイントの蛇腹部分です。この部分に乗りたい気持ちは山々ですが危険なのでダメです。

一般路線に改造なしで投入できるよう、本来ターミナル間連絡バスには必要ない降車ボタンや運賃箱、運賃表示器が設置された状態で運用されています。

f:id:liner883:20170920211157j:plain

後部までフルフラットです。ただし、後部の半分がエンジンルームになっています。座席配置はタイヤハウスをうまく活用して後ろ向きも設置されています。

f:id:liner883:20170920211209j:plain

最後部から前を見るとこんな感じ。電球色の照明が好みです。路線バスでも照明色に気を遣うことって大事だと思います。最近はバスもLED照明なので、照明色を飛行機のようにコントロールできるようにすると朝と夜で雰囲気を変えられて素晴らしいバスになると思うのですがいかがでしょうか?電車は最近そういう車両出てきましたよね。

f:id:liner883:20170920211226j:plain

非常口代わりのハンマーです。

f:id:liner883:20170920211242j:plain

曲がると前の車両が見えるのが楽しいです。窓も大きくて眺めがいいですね。日本のバスも窓はまあまあ大きいですが、着色ガラスでカーテンレスとしているため、昼間でも車内が暗い例があります。賛否あると思いますが、外から中が見にくく、人が乗っているのか分からなかったり、中から外の景色が見にくかったり、夜は外がほぼ見えなくて着色ガラスは個人的によく思っていません。

ただ、日本の陽射しは強いので、なるべく薄い色でカーテンレスができるようなガラスが開発されることを望みます。(カーテンをつければいいんですがコスト削減の世なのでしょうがないですよね。)

f:id:liner883:20170920211255j:plain

全長18.2mあるということは軽快気動車並みですね。全幅も何気に2.55mと日本の基準より5㎝大きいのでまさに規格外のバスですね。

f:id:liner883:20170920211311j:plain

第2ターミナルに到着です。

f:id:liner883:20170920211328j:plain

倉庫みたいなターミナルですね。国内線はピーチ専用ターミナルです。

f:id:liner883:20170920211344j:plain

出発案内もピーチばかりです。

f:id:liner883:20170920211401j:plain

関空は安く快適に宿泊できる空港でした。

関空オリックス系の運営会社による運営により、より利便性が向上したように感じます。今後伊丹に加え、神戸も含め、関西3空港の一体運営となることで、どのような相乗効果が生まれるのか楽しみです。