「かぞくいろ」有村架純さん主演映画「RAILWAYS」シリーズ第3弾の舞台が肥薩おれんじ鉄道に
有村架純さん主演映画「かぞくいろ」の舞台が、熊本と鹿児島を結ぶ第三セクターの肥薩おれんじ鉄道になったというニュースが流れました。
有村架純さんが、シングルマザーの肥薩おれんじ鉄道運転士役になるということで、個人的に非常に注目の映画です。
肥薩おれんじ鉄道は、九州新幹線鹿児島ルートが2004年に部分開通した年に、並行在来線としてJR九州から経営移管された、熊本県八代市と鹿児島県薩摩川内市間約116kmを結ぶ第三セクターの鉄道会社です。
熊本県と鹿児島県をまたいでいる会社という点が、他の並行在来線の第三セクター鉄道会社と異なる点です。
今回の映画は、鹿児島県阿久根市を中心におれんじ鉄道全体が舞台となるようです。
トンネルで山を貫く九州新幹線と違い、不知火海(しらぬいかい)沿いをゆっくり走る、夕日がきれいな路線です。
今回の映画も配給元の松竹が、「九州の西海岸沿いを電車が走る美しい風景と、地元の人々の温かい人柄」(熊本日日新聞より)が舞台選びの決め手になったと言っているように、非常に景色が良く、また日本で初めて本格的なレストラン列車「おれんじ食堂」が運行されていて、沿線のおいしい食材を沿線の著名店が調理した料理がゆっくり車内で味わえる、まさに地元の温かい人柄があふれている鉄道・地域です。
このような素晴らしいロケーションで、有村架純さんや義理父役の國村隼さんらが、新たな家族の絆を作っていく物語になるそうで、今から作品がとても楽しみです!
ちなみに、松竹さんのコメントに鉄道マニア的に突っ込むと、肥薩おれんじ鉄道は全線電化されていますが、あくまで貨物列車のためで、旅客列車は全て軽油で動く気動車(ディーゼルカー)なので、電車ではありません(笑)
以前レストラン列車「おれんじ食堂」に乗車した際は、美しい夕日が射す中、食前酒を嗜めたり、こんなに素敵なパエリアが振舞われたりしました。
「おれんじ食堂」 については、ぜひ乗車記をご覧ください↓
なお、乗車には公式HPをご覧になった上で、電話予約が必要です。
もちろん、地域密着の鉄道ですから、普段使いの車両も熊本県らしく、くまモンラッピング車両が走っています。
ぜひ映画の舞台、肥薩おれんじ鉄道を訪れ、素敵な風景や食を味わいにきてはいかがでしょうか?
映画公開前に乗っておくと、映画が一段と深く楽しめると思いますよ!
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