JR KYUSHU SWEET TRAIN 「或る列車」乗車記 料理前編
JR KYUSHU SWEET TRAIN 「或る列車」の長崎コースに乗車しました。
前回は、主にハード面をご紹介しました。
丁寧で細かく、豪華な車内のご紹介は↓のリンクからどうぞ。
いよいよメインであるスイーツコースをご紹介します。
スイーツコースの演出は、東京・南青山のレストラン「NARISAWA」のオーナーシェフである成澤氏によるもので、 自然環境をテーマにした料理をつくり続けるシェフとのこと。食材は、成澤氏が実際に九州各地の生産者を訪れ、五感で確かめた質の高いのものを使用し、器も九州の職人たちがこの列車のために特別に制作したオリジナルを用意しているとのこと。期待が高まります。
どんな内容だったのでしょうか?
メニューは座席にセットされています。6回に分けてサーブされます。ドリンクメニューは飲み放題です。スパークリングと白ワインは宮崎県の都農(つの)ワイン、赤ワインはこちらも宮崎県の都城ワインです。
紅茶は福岡県の八女市星野村のお茶、日向夏のジュースなど九州のこだわりの飲み物が飲み放題です。
列車内でワインが飲み放題というのは斬新な感覚です。これだけでも乗って良かった(笑)
長崎駅を出発しました。まずはスパークリングワインで乾杯です!やや辛口で、これからのスイーツコースを前に食欲が湧いてきます。
まずはスイーツではなく、軽いお弁当からです。かわいらしい木箱に入れられています。
左から
長崎県小長井の牡蠣の炊き込みごはん
熊本県車海老とイカ、冬野菜のバーニャカウダ
長崎県小長井の牡蠣の炊き込みごはん ぷりぷりの牡蠣がおいしい!
長崎県寒ブリの炙り、柚子ポン酢 スパークリングワインや白ワインが進みます。
熊本県車海老とイカ、冬野菜のバーニャカウダ 彩鮮やかです。紫色の野菜が珍しかったので何か尋ねたのですが、酔ってしまって失念してしまいました(笑)すみません。車海老って海老の味がぎゅっと凝縮されたした感じがしますよね。おいしいです!
グラスはロゴ入りのオリジナルで、揺れる車内で割れたら大変なので飲み口を含めて厚めです。
白ワインを頂きます。シャルドネのステンレスタンクというところは言われたら何となくそうなのかなと思うのですが、要はぐびぐびいってしまうやつです(笑)やや辛口でフレッシュで飲みやすかったです。
街の景色も「或る列車」から見ると全て素敵に見えてしまいます。魔法ですね(笑)
個室であることをいいことに調子に乗って、色んなグラスショットです。アルコールが入り、ますます興奮気味です(笑)
ロゴ入りのスプーンです。
棚田が見えてきました。こういう風景は、大切にしたいですね。きっと日本人のDNAに刻まれているのでしょう。
九州産黒毛和牛のビーフシチューです。濃厚でおいしいです。赤ワインを飲めということでしょう。
都城ワインのTAJIKARAOという赤を頂きます。天岩戸の神様から頂いた名前だそうで、スポーツの神様としても知られているそうです。名前通り、結構力強い味のワインでした。ビーフシチューに合いました。
列車内とは思えない状況です。こういうの大好きです。
いやーたまらん!というのを表した写真です(笑)
スイーツコースと言いながら前半2皿は軽食が振舞われます。九州産の食材をおいしく仕立ててあり、お酒が進みます。食材に感謝するとともに、食材の生産者にも料理人にも感謝です。そしておいしい料理を素晴らしい車内で提供して頂いたJR九州にも感謝です!
それなりの対価(個室だと22,000円/人でした)を払っているので、おいしくないわけがないのですが、興奮していることと列車内であることを差し引いても価値があるお料理でした。
まだスイーツに行きついていませんが、すでに満足です。
スイーツ編は後日アップしますね。