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乗り物好きの大型二種免許ペーパードライバがお送りする、乗車記、搭乗記です。ローカルな乗り物から世界のファーストクラスまで。

サンライズエクスプレス乗車記 時速100kmで高速シャワー⁉シングル階下室乗車

サンライズエクスプレス(サンライズ瀬戸サンライズ出雲)は現在JR唯一の定期寝台特急です。

マニアックな話ですが、列車内でシャワーを浴びるという経験をしたことが無かったため、サンライズエクスプレスに乗ってみました。

長岡で用事があった際に無理やりねじ込んだため、こんな切符になりました(笑)

経由欄が手書きでかなり追記されるという事態。

果たしてどんな旅になったのでしょうか?

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 ちなみに同じサンライズでも熊本と関西を結ぶ夜行高速バス「サンライズ号」の方が実は先輩です。

サンライズ号の乗車記は↓

liner883.hatenablog.com

 九州からは直接サンライズエクスプレスには乗れませんのでどうにかして岡山まで移動しなければなりません。

シンプルに新幹線で向かいました。九州新幹線はとても便利です。

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22時過ぎに岡山駅の在来線ホームにやってきました。

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岡山駅サンライズと言えば、やはりサンライズ瀬戸サンライズ出雲が連結するところを見ておかねばならないでしょう。

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ギャラリーが集まっています。7両+7両の14両編成となるべく、運転台の下の貫通扉の幌を出して用意しています。通り抜けできるところがわくわく感を増しています。

幼稚園の頃から連結部大好きでした(笑)

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サンライズ瀬戸岡山駅で待ち受けていています。

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二階建車両ならではの大ぶりなボディーがたまりません(笑)

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これまで寝台列車といえばブルートレインだったので、夜をイメージしていたのですが、サンライズという朝に焦点をあてたのは登場当時はかなり斬新に感じました。

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サンライズ出雲がやってきました。

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一旦停止後、じわじわと接近し併合します。

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併合完了です!連結部はまた迫力がありますね。楽しかったです。

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ではようやく乗車します。直前に手配したので「シングル」という部屋の1階の喫煙室しか空いていませんでした。それでもほぼ満室だっただけに滑り込みセーフです。2階と1階へのそれぞれの階段があります。

f:id:liner883:20170830234058j:plainそしてこちらが1階。高さ1.8m程しかありません。でもたいていの日本人なら頭をぶつけることはないと思います。

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お部屋です。車体の裾の絞り込みに合わせてかなり湾曲しています。

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幅70㎝のベッドです。特に座席に変形するギミックはありません。ベッドの幅だけ見ると飛行機で言えばファーストクラス並みのスペックと言えます。

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薄めの布団と枕、浴衣がサービスされます。それから使い捨てプラコップもあります。コンセントが1口あるので充電できますね。姿見もあります。

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1階は低いので、ホームを見上げる形になります。首都圏の普通列車グリーン席の1階席をよく使われる方ならいつも見ている風景かもしれませんが、首都圏以外の人間からすると斬新な景色です。

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照明コントロールとアラーム、NHK-FM が聞けるラジオです。

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車内案内です。3号車と10号車にシャワールームがあります。

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まずは乾杯しましょう。特に列車内で供食サービスは飲料自販機以外無いので、あらかじめ買って持ち込みます。

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ちょうどいいコップがあったのでビールを注いで乾杯です。

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深夜の誰もいないホームを通過します。夜行列車ならではの旅情を感じます。

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シャワーに行くついでに車内を探検します。2階通路も天井はそんなに高くありません。木質系のパネルに暖色系の照明なので温かみがあってとてもいい雰囲気です。ミサワホームとの共同開発です。

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こちらは「シングルツイン」という意味不明な名前の部屋です。要は車端部に2段ベッドを設置した部屋で、2人使用も可能ということです。

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2段ベッドの上段へは梯子ではなく階段を使うようですね。

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こちらが「のびのび座席」ですが、カーテンで見えないですね。カーペット敷きの車両で、船の桝席に仕切りが付いたような仕様です。寝台料金が不要なので、安く横になって移動できます。

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こちらは2階がA寝台「シングルデラックス」と1階が「サンライズツイン」の合造車です。

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サンライズ最高級個室の「シングルデラックス」は満室でした。

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サンライズツイン」も満室です。盛況で何よりです。

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シャワー室にたどり着きました。100㎞/h超でシャワーを浴びたかったんですよね。移動しながら、というのがポイントです。いつかエミレーツかエティハドでシャワーを浴びてみたいものです。

シャワーは事前に310円のシャワー券が必要です。専用自販機で買えます。水は限られているので20名分⁉で終了です。お早めに。

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脱衣所です。ドライヤーはあります。シャワーカードを機械に入れて準備完了です。使用後は洗浄ボタンを押すのを忘れずに。

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手持ちのシャワーヘッドのみです。さすがにレインフォレストシャワーはありません。湯量は節水シャワーヘッドを使っているような感じですが問題なほど少ないわけでは無く、快適だと思いました。

6分間お湯が出ます。逐一止めればかなり余裕です。シャンプーとボディソープは用意されていました。移動しながらのシャワー、大変満足でした(笑)

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京急線が見えてきました。もうすぐ品川ですね。

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そして終点東京です。

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ホームでの存在感は圧倒的です。

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トップナンバー編成でした。

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今度は2階の部屋を使ってみたいです。

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こちらは「ソロ」という部屋で、1階建て車両に個室を2段重ねた形の部屋です。少し狭くて圧迫感があるので「シングル」より1,000円安くなっています。

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「シングルデラックス」と「サンライズツイン」合造車は片側が通路になっているので窓が1列しかありません。

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ミニラウンジがある位置は窓が大きいです。

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長距離走行おつかれさまでした。

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長年の移動しながらシャワーの夢が叶って楽しい旅になりました。

地上の夜行移動は夜行バスが主流となり、寝台列車は風前の灯火ですが、サンライズエクスプレスは盛況で良かったです。

やはりダイヤ設定上鉄道が優位に立つ路線は残るのでしょうね。

今回の様に九州から新幹線で岡山や姫路まで行けば、翌朝の朝一の航空便より早く関東に着くことができます。前泊する必要が無いという点で時間を有効に活用できますね。(金額的には飛行機とホテルのパックが圧倒的に安いと思いますが…)

そういう意味では東京~大阪間はあれだけ夜行バスが走っているのですから、夜行移動の需要自体は旺盛です。鉄道の夜行移動手段が残っても良かったと思うのですが、JRが複数社にまたがっていることが夜行列車の運行を難しくする原因なのでしょう。

ヨーロッパみたく、またJR貨物のように線路だけ借りて、夜行列車専門の会社が列車運行するというのも一つの手段だと思うのですが、どうなんでしょうか。

 

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