日本航空707便 ビジネスクラス 成田‐バンコク 搭乗記 シート編 JL707 Business Class NRT-BKK B787-8 2017 Sep
日本航空の成田バンコク便を利用したのでシートレビューをお届けします。
和食がおいしかった機内食レビューはこちら↓
JL707便はSKY SUITEではない787機材で運航されています。ビジネスクラスはSHELL FLAT NEOというライフラットになる座席が装備されています。フルフラットの座席に比べるとやや劣りますが、座席という点で考えると、旧来の座席の延長上のデザインであり、開放感のあるタイプとも言えます。バンコクまでの約6時間を快適に過ごせたのでしょうか?
今回は窓側に座ります。搭乗率から隣に人が来ることはないと踏んだからです。このタイプのシートは隣に人がいるかいないかで快適度が全く変わると思います。満席近いのなら間違いなく通路側を選びます。
15.4インチモニターです。ちょうどいい大きさです。
787なので窓が縦長で大きいです。今回は夜のフライトなので景色があまり見えず残念。夜景に期待です。
シートコントロール。腰のあたりにエアバッグが入っていて、少し膨らませておくと快適です。振動マッサージもできますが、微妙です。
シートにはあらかじめ大きな鶴丸のビニールに包まれた巾着入りアメニティ、枕、ブランケットとノイズキャンセリングヘッドホンが装備されています。
ちなみに巾着の中身はこちら。耳栓とアイマスク、マスクに歯ブラシです。保湿系のクリームなどはありません。
マガジンラックはこちら。下にはペットボトル入れもあります。ハンガーかけもありますが、ハンガーは無いので意味はありません。基本ジャケットは預けますからね。
ライトはうにょんとしています。
サイドテーブルはお隣と共用です。お隣がいたら気を使いますね。テーブルは引き出したら出てきます。
サイドから見るとこんな感じ。最前列はシートピッチが広大です。2列目からはベッドモードにしたら足を前席の下に突っ込む形になります。
USB端子があります。映像入力端子もありますが使う方いらっしゃるのでしょうか?
IFEはJALでいうとMAGICⅤの世代で電子書籍も読めます。
高精細な画面です。
リモコンは光ってかっこいいです。タッチモニターなのでタッチ操作でもいいですが、リクライニングすると手が届かなくなるのでリモコンが便利です。
ヘッドホンはノイズキャンセリングです。
Wi-Fiも装備しています。ビジネスクラスは30分無料とかあるとちょっとした調べものが出来て嬉しいのですが。ファーストクラスは無料ですね。
安全のしおりです。787-8は少し胴体が寸足らずに見えてしまいます。やっぱり787-9や-10がかっこいい見栄えです。
離陸に際して照明が暗くなるところです。
最終的に結構暗くなりました。
そして水平飛行になると再び明るくなりました。桜色も結構いいですね。癒されます。
ダイニングの際はやはり電球色がうれしいです。
おいしい機内食を満喫しました。
レビューはこちら↓
機内食の後はリラックスモードです。リクライニングすると足元が前席の下に収まっていきます。
そしてこちらが170°リクライニングしてベッドモードにしたところです。枕が小さくて物足りなかったのでお隣の空席の枕を重ねています。
水平飛行時は機首を2°程度上げて飛行しているので、170°リクライニングでも180°に近くなりますが、やはり若干の滑り落ち感が否めません。
フルフラットを知ると中途半端感が否めません。あくまでも座席の最終進化形という感じです。
ベッドモードにしても操作が出来るようにリクライニングのボタンがシート横についています。
不満なのはブランケット。エコノミークラスのブランケットに毛が生えた程度のブランケットで薄手です。
バンコクのイミグレの優先レーン券を頂けます。幸い今回は通常レーンでスムーズに通過できました。
バンコク着陸前の夜景です。
到着後はエアポートレールリンクでパヤタイまで。
無事到着です。
SHELL FLAT NEO、バンコク程度であれば隣に人がいない、かつ夜行便でなければ快適に過ごせるシートでした。旧来の航空座席の形でベッドに近づこうと進化してきた流れの最終形態だと思います。
でも、夜行便であれば、やはりフルフラットを知ってしまうと、いくら圧迫感のあるSKY SUITE Ⅲでもフルフラットの方がありがたいです。
いつまでSHELL FLAT NEOが続くのかは不明ですが、数年の内にSKY SUITE Ⅲのシートに入れ替えられそうな気がします。