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乗り物好きの大型二種免許ペーパードライバがお送りする、乗車記、搭乗記です。ローカルな乗り物から世界のファーストクラスまで。

ソラシドエア12便 エコノミークラス 熊本‐羽田 搭乗記 6J12 Economy Class KMJ-HND B787-800 2017 Oct

ソラシドエアをご存知でしょうか。

2002年にスカイネットアジア航空として宮崎‐東京線で新規参入した宮崎が本社の航空会社で、2011年以降はソラシドエアへリブランドし、2015年には商号もソラシドエアに変わっています。

ANAコードシェアを行っているので、東京方面から九州へのANA便を予約した際に、よく見たらソラシドエア運航便だったという方もおられると思います。

 今回は所用でソラシドエア 熊本‐羽田間を初めて利用したのでレビューします。

どんなフライトだったのでしょうか。 

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 ソラシドは、ローマ字だとSolaseedと書き、空から笑顔の種をまくという意味が込められているそうで、さらに音階もかけていて、上昇するイメージ、弾むイメージを表現しているらしく、中々素敵な名前だなと思います。

www.solaseedair.jp

機材はボーイング787‐800で統一されており、定員はモノクラス174名と詰め込みでは無い一般的な座席配置です。

ちなみにソラシドエアはローコストキャリア(LCC)ではなく、フルサービスキャリアで、飲み物サービスも無料、受託手荷物無料、座席指定無料です。

独自のマイレージサービスもあります。

737を前から見るとちょっとやんちゃな悪ガキみたいに見えるのは私だけでしょうか?

オラオラ~と少し威勢がいい感じに見えてしまいます(笑)

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ANAコードシェアしており、ANA便で買うと、ANAプレミアムメンバーであればANAラウンジ利用や優先搭乗が利用できますが、ANA便で買わないとそれらのサービスは当然受けられません。今回はソラシドエアから購入していたため、優先搭乗は出来ませんでした。

なお、熊本空港におけるソラシドエアの搭乗方法は、優先搭乗の後は、後方列の窓側席から案内していました。窓側席から搭乗開始した方が素早く搭乗できることが理論的に証明されていたと思うので、これはぜひ大手さんも真似して欲しいところです。

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垂直尾翼のマークが何かに似ているなと思っていたら、チェジュ航空のマークに雰囲気が似ていると思います。f:id:liner883:20171022230918j:plain

(画像出典 Skyscanner)

さて、搭乗します。何か変なキャラがいます。

「日本を股にかける(予定)」という意味不明なキャラなのですが、これは鹿児島県曽於(そお)市の「そお星人」なんだそうです。

何でも畜産が盛んでソーセージも有名だからだとか。

機内でも曽於市の案内が座席前ポケットに入っていました。

でもこの入口の部分だけでは全く意味不明で、せめて曽於市のキャラであることくらいいは書いていて欲しいと思いました。

travel.watch.impress.co.jp

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機内はグレーに黄緑の枕カバーのシートで独特のインテリアです。薄い座席ですが、座り心地は悪くありません。

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非常口座席も当日無料で指定できたため、足元の広い座席に座ることができました。

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ボーイングスカイインテリアを採用しており、LED照明でオーバーヘッドビンも大型です。

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座席前ポケットには安全のしおり、機内販売の冊子、機内誌ソラタネが入っています。

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飲み物メニューもあります。桜島小ミカン和紅茶とアゴユズスープ(アゴはトビウオのこと)がオリジナリティのある飲み物です。

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今回は桜島小ミカン和紅茶を頂きました。ティーバッグとお湯を渡され、自分で濃さを調節できます。ティーバック入れの空のコップとおしぼりも一緒にくれました。かなり丁寧なサービスです。

ほのかな柑橘系の香りが漂いなかなかおいしい紅茶でした。

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今回は3人掛けの真ん中席だったため、機窓からの写真はありませんが、ソラシドエアの雰囲気が少しでも伝われば幸いです。

キャビンクルーは大手キャリアに比べてどこか素朴な雰囲気が漂っており、そこまで大きな会社では無いのでキャビンクルー同士顔見知りで、息が合っている感じでした。

紅茶の提供がすごく丁寧だと感じるなど、サービスをする姿勢は大手キャリアに負けない会社だと思います。

何より、プッシュバック後のあいさつで「ソラシドエアへようこそ。」という表現が素敵だと感じました。

福岡と佐賀以外の九州各県と東京を結ぶ路線や、沖縄と各地を結ぶ路線でソラシドエアに乗ることができます。

SFC修行がてら、またANAマイルでの搭乗でも乗ることができるので、気分転換にソラシド便に乗ってみるのもいいかもしれません。