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乗り物好きの大型二種免許ホルダーがお送りする、乗車記、搭乗記です。

特急 海幸山幸 乗車記

 JR九州のD&S列車、「海幸山幸」。2009年にデビューし、土休日などに日南線の宮崎~南郷間を1往復しています。

どんな旅になったのでしょうか。

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 びっくり!車体が杉でできています!

といっても、木造車というわけではなく、鋼製の車体に日南線沿線の有名な飫肥(おび)杉の板を張り付けてあるだけです。

でも車両の経歴を知るともっとびっくりします!

この車両、 2005年の台風14号の被害で廃線となった県北の高千穂鉄道のトロッコ気動車だった車両なのです。

高千穂鉄道TR400形→JR九州のキハ125系への転身、しかもD&S列車として華麗に生まれ変わりました。

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車内も気になるところです。早速乗り込みましょう。

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車内も杉をふんだんに使用しています。

九州新幹線800系のシートと、在来線特急885系のシートを足して2で割った様なシートです。

車体幅が狭い関係で、3人掛けです。ゆったりとした配置です。

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特急列車ですが、元3セク向け軽快気動車。デッキなどはありません。

身障者対応の大きな化粧室が客室内にどんと設置されています。

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化粧室壁面もおしゃれなディスプレーになっています。

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車両間の幌には、のれんがかかっています。

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運転台が半室構造のため、前面展望となっています。

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車体幅は狭いですが、白を基調として狭さは感じません。軽快気動車の名残が天井の空調吹き出し口に見られます。

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ぶれていますが、次駅案内装置です。

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ぎゅうぎゅうに座席を詰めずに、程よくオープンスペースを配置するのは、昔からの水戸岡氏の設計した車両によく見られます。それにしても木材だらけですね。

学校の教室みたいです。ちなみに、ワンマン運転ですが、実際は客室乗務員さんが車内改札を行います。(車掌の資格をもっていないだけです。)

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 キハ125系の400番台に組み入れられました。小倉工場で改造したようです。

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側面の照明が車内のアクセントになっています。

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こちらもオープンスペース。

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こちらでは海幸彦と山幸彦の紙芝居が楽しめます。

手作り感がいいですね。旅の印象がぐっと濃くなります。

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鬼の洗濯板と呼ばれる珍しい地形も車窓から楽しめます。もちろん徐行してくれます。

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しゃれた旗です。

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杉板は木材なので紫外線などで劣化するものです。乗車後に板を張り替えたというニュースが入ってきました。メンテは大変ですが、やはり見た目は大事です。

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有名な七ツ岩です。

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日南線は意外と海が見える区間は多くないですが、海が見える区間は絶景です。

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終点の南郷駅に到着しました。

南郷駅は1面1線+側線のシンプルな駅です。青空に映えるボディーですね。

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 様々なD&S列車がありますが、こちらは車両が小さく定員も少ないことで、乗客と客室乗務員の間に一体感のようなものが生じ、車内はアットホームな雰囲気に包まれ楽しい旅になりました。

宮崎というと、九州の中でも鉄道でアクセスしにくいエリアですが、わざわざ乗りに行く価値のある列車です。