阿蘇くまもと空港から国際線が出ているのをご存知でしょうか?
2016年の熊本地震直前までは、チャイナエアラインの高雄行き、アシアナ航空のソウル行き、香港航空の香港行きが運行されていました。
2018年3月現在はチャイナエアラインの高雄行き、ソウル行きが2社(エアソウル、ティーウェイ航空)、香港エクスプレスの香港行きの計3都市へ運航している状況です。
今回は、チャイナエアラインの高雄行きに搭乗してみます。
熊本県、熊本市、高雄市は友好交流協定を締結しています。そのため台北ではなく高雄行きが出ているのです。
中心部から阿蘇くまもと空港まではリムジンバスで。
国際線ターミナルが終点です。
保安検査場は2レーンのみ。
国際線ターミナルにはラウンジが無いので、ビジネスクラス利用者、上級会員はミールバウチャーで対応しています。ちなみに国際線ターミナルでバウチャーが使える店は1店のみです。
ミールバウチャーを使って、デコポンジュースを頂きます。ちなみに一杯600円の高級ジュースです(笑)
やや早着気味でCI198便がやってきました。
Boeing737‐800での運行です。
ゲートも1つのみ。ボーディングブリッジはちゃんとあります。写真には写っていませんが、免税店もあるにはありますけど、超コンパクトです(笑)
搭乗します。デルタのゴールドメダリオンへステータスマッチをしたおかげで、優先搭乗です。他に誰も優先搭乗の方はいませんでした。
ビジネスクラスは8席。ナローボディー機で標準的なタイプです。
ボーイングスカイインテリアの機材です。機内はまだ新しく、気持ち良い空間です。
フルサービスキャリアですので、シートピッチが極端に狭いことはありません。ただ、各座席にモニターはありません。
安全のしおりには日本語表記もあります。
エンジンビューのシートでした。
テイクオフ。機内は30名程度とGWなのにガラガラ。軽々と飛び立ちます。
阿蘇の外輪山が見えます。
地震で橋が崩落した立野付近が見えました。今後が気になる地区です。
雲を抜けます。
雲を抜けきったら青い空が広がります。この瞬間が飛行機の醍醐味ですね。
沖縄のちょっと先という距離感です。
機内食は2種類のチョイス。ポークかチキンです。
CIのキャビンクルーはみなさんスラッとしていて美人な方が多いです。
個人的には、食事中の青い照明は食欲を減退させる色なのでやめてほしいですね。
ホットミールは蓋の色で区別されていました。
台湾ビールで乾杯します。スッキリした味わいです。
ポークです。台湾搭載のミールでした。
日本人も好きな味で、安心して食べられます。
チキンのチョイス。構成は似てますね。
人参とジャガイモのナムル。そつなく頂けます。
2時間程度で高雄到着です。
地下鉄美麗島駅はステンドグラスがきれいで一見の価値あり。
夜市も楽しめます。
もち米ドッグ。
ピーナッツの粉をかけて食べるちまき。
豆花(トウファ)は豆腐のスイーツ。蒸し暑い中食べる冷たいスイーツは美味。甘い豆も入って健康的な食べ物だと思いました。
野菜たっぷりの牛肉麺もうまし。
帰りです。
高雄空港は国際線ターミナルと国内線ターミナルに分かれています。
高速鉄道が開業したため、国内線はローカル線ばかりです。
高雄空港国際線ターミナルには、チャイナエアラインとEVAエアー、キャセイドラゴンのラウンジ、プライオリティパス対応のラウンジがの4つがあります。
今回はチャイナエアラインのラウンジにお邪魔しました。
スイーツから紹介。ケーキ各種にピーナッツ豆腐ベースの豆花がありました。
台湾の空港ラウンジでは焼き芋が必ずあります。しっとりとして蜜があふれていてとてもおいしい焼き芋です。
ホットミールも中華飯がいくつかあります。
窓がないので開放感はありませんが、落ち着きのある色づかいです。
ヤクルトもあります。
CI198で帰国です。帰りもありがたく優先搭乗です。行きと対照的に帰りはほぼ満席でした。
お隣はピーチのKIX行きでした。
日本では見ないファーイースタン航空のMD-82(か83)が駐機中です。
独特のスタイルがかっこいいですね。
帰りも機内食は2種類のチョイス。ポークorチキン。
ポークはパイコー飯風。骨はなかったので食べやすくなっていました。
台湾の駅弁風で、機内食としては大当たりの部類です。すごくおいしかったです。
チキンはCI199便とにた見た目。味付けは照り焼き風だったと記憶しています。
チャイナエアラインの熊本高雄線、いかがだったでしょうか。
最近、特別塗装機の「三熊友達号」(高雄の熊のキャラ2匹とくまモンがペイントされているそう)が就航したようで、熊本と高雄の友好関係はますます深まっていきそう。
日本人の乗客をほとんど見なかったので、熊本からも高雄に出向く方が増えるといいですね。
チャイナエアラインの熊本高雄線はナローボディー機なので、ハード面はワイドボディ機に敵いませんし、キャビンクルーも日本語が喋れるわけではなくどちらかというとあっさりした接客ですが、機内食がおいしかったのは特筆すべき点。
九州の方なら、福岡発の台湾行きがいっぱいのときは、熊本発を候補に入れてみるのもいいかもしれません。