エティハド航空2便 ファーストクラス フランクフルト‐アブダビ 搭乗記 サービス編 EY2 First Class FRA-AUH B777-200LR 2015 Jan
2015年の年始に搭乗したエティハドのダイヤモンドファーストクラス。
2014年の年末、エアバスA380とボーイング787‐9が就航開始するタイミングでキャビンクルーの制服のモデルチェンジや機内のイメージを一新した直後の搭乗でした。
既存の機体のキャビンも、このタイミングでクッションやブランケット、食器類が変化したようです。
実はチケットを手配した際はビジネスだったのですが、アップグレードのお誘いがメールで来たため、約7万円でアップした次第です。
フライト時間が7時間弱なので、1時間1万円を高いとみるか、妥当とみるか。
フランクフルトからのフライト、果たしてどんな体験だったのでしょうか。
前回はシート編でした。
今回はサービス編です。
フランクフルトまではビジネスで飛びました。
搭乗しました。
頃合いを見計らって、ウェルカムドリンクです。キャビンマネージャーからの レターも一緒に。
フルートグラスで飲むシャンパンって、優雅な気持ちになりますよね。特に背が高いフルートグラスだとなおさらです。機内だと搭載数に限りがあるので、効率よくギャレーに積むためにステムレスのグラスを採用する航空会社も多い中、背の高いフルートグラスは貴重です。ホットタオルもサービスされます。
中東の会社らしく、デーツとアラビックコーヒーです。アラビックコーヒーは漢方みたいな味のコーヒーで何とも独特の味です。中東流のおもてなしなのでしょうね。日本の航空会社も搭乗直後に抹茶点てるとかやってみたら面白いですね(笑)
話は変わりますが、ANAのA380では上級クラス向けに畳敷きのラウンジとか日本らしいサービスがあるといいなと思ったりしています。日本人が大挙して乗るであろうハワイ行きに日本らしさは不要かもしれませんが(笑)
メニューです。紙の表面がキラキラしていて、豪華です。
泡2(内1はロゼ)、赤5!、白3、デザートワイン1です。充実していますね。ワインに詳しくなく、毎回キャビンクルーにおすすめを聞いているような立場なので、偉そうなことは言えませんが、エティハドのワインはおいしかったです。
お食事はアラカルトで好きなものを好きなタイミングで頂けます。搭乗後、すぐにフライングシェフが席にやって来て、いつ何を食べたいか、何を飲みたいかを聞いてくれます。おすすめを聞いて注文することができます。
スープが2種、ひよこ豆のスープとアンティチョークとショウガのスープ、メゼ、メインはラムやビリヤニ、ヤギチーズのラタトゥイユとシェフのおすすめがあります。
海鮮系は無かったようです。
シャンパンを飲んで調子に乗っていたのか、お肉料理を2種類も頼んでしまい、シェフを戸惑わせてしまいました(笑)
FROM THE GRILL とありますが、フライングシェフが実際に機内のオーブンで焼いてくれます。なので、本当にグリルなんですね。ALL DAY DINEにFRESH EGGS TO ORDERとありますが、こちらも目玉焼きなどを機内で焼いてくれるんだそうです。本当に調理するってすごいです!
デザートも複数あります。
さて、上空にきてドリンクサービスです。
おつまみも一緒に。野菜チップスおいしいです。
あわあわです。
美しい色です。おいしくてお代わりも頂きました。
こういう写真もスイートタイプの座席だと心置きなく撮れます(笑)
食事の時間です。大きなテーブルを活かして、本格的なセッティングがなされました。テーブルだけ見たら機上とは思えません。ちゃんとカトラリーを並べてくれるのも、あらかじめ離陸前に食べる内容を聞いているからですね。
アミューズです。とてもきれいなお皿です。なんでも日本製だそうです。
スープはひよこ豆を選びました。安っぽい舌なので表現できないですが、初めての味でした。そしてちょっと揺れはじめました。
メゼは頼み損ねました。食べとけば良かったと後悔です。
メインの前にお口直しのシャーベットがあります。レストランでお口直しが出てくるところなんて久しく行っていないような。結婚式くらいかな⁉
やってきました、エティハド自慢のグリル。ラムと牛のテンダーロインを両方頼んだら、同じお皿に肉肉しくのってきました(笑)
優雅なお食事なのに盛り具合に笑ってしまいました。自分で頼んだので文句は言えません(笑)
そして揺れがおさまらないのでぶれていますね。決して飲みすぎで酩酊しているわけではありません(笑)ソースもおすすめをお願いしました。赤ワインの提供タイミングがちょっと遅れています。シャンパンをまだ飲んでいますね。
サラダが一緒に出てきます。フレッシュなサラダでした。
赤にチェンジしました。
少ししか入っていないように見えますが、グラスがものすごく大きいので意外と結構酔いますよ。
何の料理に合わせたのか忘れてしまいましたが、白も頂いていたようです。窓の大きさと比べてグラスの大きさが分かっていただけるでしょうか。こんなグラスをギャレーに搭載するのは大変でしょう。
〆はデザートテイスターです。3種のデザートを一度に頂けます。中東の方は甘いものがお好きなのでしょうか。
デザートワインと楽しんだようです。
チョコレートムース。
アプリコットチーズケーキ。
そしてベリーとシナモンのフランジパーヌ(カスタードクリーム系の洋菓子)です。
エスプレッソをダブルで。ううう、お腹パンパンで苦しいです。おまけにお酒がかなり回っています。しばしフルフラットでお休みしました。
そしてアラビア半島に差し掛かる手前でチーズとフルーツです。他のアラカルトも頂きたかったのですが、お腹が許しません。フルーツとチーズなら入ると思って注文していました。フルーツとチーズだけなのにこんなにセッティングして頂いて恐縮です。
出てきたのがこちら。え、何人かで食べるんですか、というくらい気前のいい量のチーズです。これはヘビーです(笑)
チーズの説明をして頂いたはずですが、覚えきれず。すいません。メニューによると、選りすぐりのインターナショナルチーズです、はい。
おいしかったのですが、途中でお腹いっぱいになりました。最後は義務感のようなもので食べてました(笑)塩気のあるチーズもあったので、はちみつがあると良かったですね。言えばもらえたのでしょうけど。
フルーツは器はきれいですが、若干投げやり感のある盛り付けです。2種しかないのが残念。フランクフルト発のフルーツはこれだけしか積んでいなかったのでしょうかね?
最後はカモミールティーで〆ました。酔っている体に優しく染み渡ります。
やはりお肉ダブルが効いたようで、心は満たされましたが、胃も大満足だったらしく、アブダビに着いたらラウンジでフルーツしか食べられませんでした。
エティハドのサービス、いかがだったでしょうか。
フライングシェフがいることが何よりのセールスポイントで、離陸前に事細かく食事の打ち合わせができますし、実際に機上で調理もしてくださいます。キャビンクルーもフレンドリーですし、こちらが頼めば応えてくれます。(ファーストなので当たり前と言えば当たり前ですが)
食事自体は、めちゃくちゃうまい!という感じは実は無かったのですが、食事を楽しむための雰囲気、例えばテーブルセッティングやフライングシェフの格好、グラスや食器の美しさなどは特筆すべき点です。
料理に関してはアブダビ発だとまた違った印象だったのかもしれませんね。
ともあれ、7万円のアップで楽しんだ今回のファーストクラスの旅、ありでした。アップして良かったです。
ただ、欲を言うともっとロングホールでお酒をゆっくりと楽しみたかったですね。それとエティハドはビジネスクラスもレベルが高いサービスですので、ビジネスクラスでも十分楽しめますよ。