スカンジナビア航空日本就航65周年セールでゲットした、2016年末→2017年始コペンハーゲン往復ビジネスクラス約16万円という衝撃価格のチケット。
今回は帰りの便のレビューです。
スカンジナビア航空はロングホール機材のキャビンを2016年にリニューアルを行い、ビジネスクラスはスタッガード配置のシートに生まれ変わりました。
以下は行きの便のレビュー↓
フィンエアーも乗りました↓
ゴムタイヤみたいな先頭形状が特徴の電車に乗って、中央駅から15分程度でコペンハーゲン空港までやってきました。
コペンハーゲンはスカンジナビア航空のハブ空港のひとつであり、ターミナル1~3まであります。東京線はターミナル3からの出発です。
ヨーロッパでも有数の発着数を誇る空港の様ですが、感覚的にはそこまで大きいとは感じませんでした。
SASのビジネスクラスとプレミアムエコノミークラス利用者はファストトラックが利用できます。
優先的に保安検査が可能なレーンです。この導線がスムーズで、あっという間に保安検査を通過してしまいました。
出国に関しては、ゲートに向かう途中に、関所のような形で審査があったと記憶しています。
ファストトラックを抜けるとすぐにSASラウンジがあります。
シェンゲン協定国行きと非シェンゲン行き、どちらに行かれる方もこのラウンジを利用することになります。
1Fがビジネスクラスラウンジ、2Fがスタアラゴールド向けラウンジです。
1Fのドリンクコーナーには、デンマークご当地のカールスバーグのサーバーが用意されています。
他にワインなどはありましたが、ビジネスクラスラウンジには泡は無かったと思います。
フード類は充実という程ではありませんが、パンやチーズ、スープやサラダなどがあります。ビジネスクラスラウンジはコールドミール主体の様でした。
スープはおいしかったですが、その他はそこそこでした。
ビールはもちろんうまいです!旅の終わりに乾杯です!
ピクルスやハム、チーズがあるので、簡単なサンドイッチにして食べてもいいですね。
さて、ラウンジでくつろいだ後、ゲートまで。
出国していなかったことをすっかり忘れていて、いつもの調子でラウンジを出たら、出国審査があって少し焦りました。
コペンハーゲンから出国する方は要注意です。
ゲートに行く途中にスタアラ塗装のSASのA340 がスタンバイしていました。
エンジンだけは赤く、SASであることをアピールしています。
ビジネスクラスなのでありがたく優先搭乗させてもらいます。
搭乗機は通常塗装のA340でした。赤く塗られたエンジンがお洒落です。
ボーディングブリッジはL2ドアのみの接続です。
グレーの塗装にScandinavia Airlinesというシルバーの文字が浮き出ています。光の加減によっては文字が見えなかったりもします。社名アピールはちょっと控えめです。
帰りもビジネスクラスのシートに腰を下ろします。
このシートは、イギリスのThompson Aero Seatingが製造した「VantageXL」というスタッガードシートのモデルです。
カンタスやフィリピン航空の新しいビジネスクラスシートと同等のモデルです。
ちなみにマレーシア航空の新しいビジネスクラスシートは、「Vantage」というモデルで、「XL」をコンパクトにした姉妹モデルの様です。
大ぶりのシート幅で、サイドテーブルの収納も充実しています。
窓側の席(SASのA340では偶数のA席とH席)は個室感が強くお勧めです。
足元はシート幅と比較すると狭めです。こればかりはシート幅を優先したことによるトレードオフなので仕方ないですね。
寝具はスウェーデンの高級寝具ブランドヘステンス製です。
フルフラットにして寝具をセットするとこんな感じです。チェックのお洒落な布団でゆっくり休めます。
さて、ビジネスクラス以外もみてみます。
まずプレミアムエコノミークラスのSAS PULSです。バルクヘッドが木目調で温かみが感じられます。
シートはANAのプレミアムエコノミークラスと同じZodiac Seats製のシートが2-3-2で配置されています。
SAS PLUSはビジネスクラスと同様に機内Wi-Fiが無料で使用できます。
最後にエコノミークラスです。SAS GOと呼ばれています。
プレエコとのシート幅の差がそのまま通路の段ずれに表れています。
ちなみに、ヨーロッパ域内のフライトではコーヒーと紅茶のみ無料であとは機内販売ですが、長距離線でも食事時のソフトドリンクのみ無料でアルコールは有料とのことです。世知辛いエコノミークラスです。
ウェルカムドリンクを頂きながら出発を待ちます。
ちなみにまだ3時過ぎですが、既に夕日になっています。
冬のヨーロッパの昼は本当に短いですね。
お隣のA321も夕日に染まっています。
いよいよ日本に向けて飛び立ちます。
さあ、離陸しました。
今時は双発機ばかりですが、A340は何となく4発機の安心感がありますね。
機内では最初のサービス、ホットタオルが配られました。
続いて最初のドリンクサービスです。
スウェーデンのオレフォス製の美しいグラスで飲むシャンパンはおいしいです。
長くなったので、この先の機内食編はまた次回レビューします。
機内食編↓