2015年の年始に搭乗したエティハドのダイヤモンドファーストクラス。
2014年の年末、エアバスA380とボーイング787‐9が就航開始するタイミングでキャビンクルーの制服のモデルチェンジや機内のイメージを一新した直後の搭乗でした。
既存の機体のキャビンも、このタイミングでクッションやブランケット、食器類が変化したようです。
実はチケットを手配した際はビジネスだったのですが、アップグレードのお誘いがメールで来たため、約7万円でアップした次第です。
フライト時間が7時間弱なので、1時間1万円を高いとみるか、妥当とみるか。
フランクフルトからのフライト、果たしてどんな体験だったのでしょうか。まずはシート編です。
フランクフルトまではビジネスで飛びました。
フランクフルト空港で、今はなきエティハドラウンジでくつろいでからの搭乗です。
個室になるスイートタイプのシートです。幅が広く、本革でどっしりとしています。クッションがお洒落ですね。この柄、個人的に好きです。
モニターも大きく、足置きまで足が届かないくらい広いです。
窓3つ分以上の広さです。
サイドテーブルのふたを開けるとコンセントやUSB、リモコンが収められていました。
モニタ脇にはいつでも食べられるようにスナックと飲み物が入っていました。もはやホテルの客室の感覚ですね。
テーブルはとても広大なもの。向かい合って食事することも想定されているのでしょう。たくさんのカトラリーやグラスがあっても大丈夫そうです。
読書灯です。
ノイズキャンセリングのヘッドフォンです。エティハドのロゴ入りでかっこいいですね。
パジャマも頂けます。中も真っ黒でした。持ち帰って家でもたまにパジャマとして使っています。スリッパも用意されています。
ファーストクラスからビジネスクラスの様子を垣間見てみます。A330 とシートの見た目は同じですが、少し座席幅が広い気がします。
セーフティーインストラクションカードです。シンプルですね。
お隣の座席を見るとこんな感じです。カップル利用なら真ん中がよさそうです。扉を閉めると完全なプライベート空間となります。
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天井には幻想的な照明が設置されています。ちなみにオーバーヘッドビンは無いので、持ち込んだ荷物は足置きの下に入れることになります。
扉のデザインも凝っていますね。
座席をいじってみます。 エンターテイメントのモニターとは別に座席操作専用の小さいモニターがあります。
座席のポジションとマッサージ、ライト、プライバシー(接客不要)をここで操作します。
照明モード。シーンに応じて切り替えできます
シートポジションを変更してみました。名付けて座椅子モード(笑)
起きていた時はこのモードで過ごしていた時間が多かったですね。
フルフラットです。ひじ掛けも下がって、幅が広いベッドになります。70cmくらいはありそうです。JRの寝台列車のB寝台相当の幅ですが、こんな書き方すると意外と狭い気がしますよね(笑)でも機内では十分です。
足元まで同じ幅で広々。ビジネスクラスみたいに穴に足をつっこむようなことも必要無いので、寝るときに足を組む人でも快適に寝られます。
IFEはE‐BOXというものです。日本語作品や音楽も僅かですが入っていました。
キスマイが入っていました。
エアバスA380が就航したてだったので、A380のメイキングムービーが流れていました。エティハドの新塗装、結構好きです。
機内の照明は、離着陸時に暗くなるのですが、ブルー系の暗い照明に変化するまでに様々な色に変化します。こういう演出嫌いじゃないです。
赤は強烈ですね。
ドアを閉めると完全に個室です。
こちらはお隣さん。
食事が終わり、ターンダウンして頂きました。ホテルのようなベッドメイキングです。
ホットタオルも用意されています。機内食を楽しんでいたので、結局寝たのは1時間足らずでしたが、お昼寝を満喫できました。ぜひロングホールで味わいたいものです。
まもなくアブダビです。アブダビ上空はナトリウム灯の色でしょうか、なんだか幻想的な夜景に包まれていました。
ランディングです。 僅か6時間強の時間でした。名残惜しいものです。
エティハドのファーストクラスのシート、というかお部屋、いかがだったでしょうか。
現在はA380のアパートメントやレジデンスがあるので、最新型ではありませんが、他社と比較すると十分なハードを備えていると感じました。(そもそも他社のファーストはそんなに乗っていませんが……)
個室型にするか、開放型にするかは、各社の考え方の違いがあるので、何とも言えませんが、個室型はやはり落ち着きます。
比較対象としてはチープですが、ネットカフェに例えると、やはり開放席より個室席の方が人気な所からも分かるように、寝るときはプライバシーが守れる個室型がうれしいですね。
エティハドは天井がオーバーヘッドビンが無く開放的であったり、本革の上質なシートであるところが他社と違う特徴と言えると思います。(除くエミレーツ)
お隣のエミレーツほどきらびやかなシートではないですが、豪華でありながら落ち着いた空間だと感じました。このシートなら15時間くらい余裕です。
ぜひウルトラロングホールで体験してみたいものです。
ファーストクラスを語るうえでハードよりむしろ重要な要素である、サービス編は後日アップ予定です。
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